-超絶蚤の市- 幕末オランダ製ギヤマン小皿

幕末オランダ製ギヤマン 赤と青 アンティーク全般

毎月美濃のリバーポートパークで催される超絶蚤の市で、いつも素敵なガラス製品を見せてくれるご主人が「変わったのあるよ」と見せてくれたのがこの赤と青の小さなガラス小皿。
仰々しい木箱には「ギヤマン小皿 徳川時代蘭国製」と書かれています。

超絶蚤の市 ギヤマン
お店のご主人が思わず箱買いしたオランダ製ギヤマン。

「ギヤマン」とはもともと江戸時代にダイヤモンドを称して使用していた言葉で(語源はオランダ語?)、ガラス製品の細工にダイヤモンドが使われていたことから、主に江戸時代にオランダとの交易によりもたらされたカットガラスが広くギヤマンといわれていたそうです。

当時の日本のガラス技術では再現が難しかった「カットガラス」の技法を用いたものが多く、ギヤマンの伝来が西洋の工芸品に対する日本人の関心を高めるきっかけとなったそうです。その後日本国内のガラス産業は飛躍的に発展し、ギヤマンに影響を受けた精巧なカットガラスの技術が発達していくことになります。

幕末オランダ製ギヤマン 赤
オレンジに近い真っ赤なガラスは見たことあるけど、こういうワイン色のガラスは始めて見ました。
幕末オランダ製ギヤマン 青
しっかり光を通すと深く美しい青に。

箱の中の小皿は深いワインレッドとブルーの2色。特にワインレッドはこれまで見たことがない変わった色。以前、江戸川屋ランプさんで赤い琉球ガラスのランプを購入した時に「赤いガラスは着色のために金や銅などの金属が含まれている」と聞いたことがあります。なので爪で弾くとキーンと高い音が鳴るとか(試したことないけど)。
珍しい物だと思ったので一枚ずつ購入させてもらいました。(写真には8,000円と書いてあるけど実際には他のものと抱き合わせでかなり安くしてもらえました!)

ワインレッドもブルーも光を当てないと黒っぽい印象なのですが、裏からしっかり光を当ててやると模様がしっかり浮かび上がって美しいです。
帰ってから気づいたのですがブルーの方は少し欠けがありました。興奮して最初に手に取ったのを買ってしまった…。しっかり見て選ぶべきでした。

幕末オランダ製ギヤマン・赤とCarnivalシリーズのフェーヴ
Carnivalシリーズの華やかなフェーヴと。

ちなみに後日ご主人に聞いたところ、箱ごと譲って欲しいという方が一日中悩んだ末にまとめて買って行ってくれたそうです。けっこうなお値段になったんじゃないだろうか…。

超絶蚤の市は毎月美濃加茂のリバーポートパークで開催されています。
日程や天候による中止などの情報はインスタで出してくれていますのでチェックしてください。
9:00からですがいつも駐車場が混みますので、朝早く(できれば15分前くらいまでには着くように)行かれることをおすすめします。

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