明治〜大正〜昭和に活躍 ガラスのハエ取り瓶

ハエ取り瓶とドライフラワー お出かけ

知らないとただのアートな花瓶に見える「ハエ取り瓶」

最初に「ハエ取り瓶」というものを知ったのは、instagramのガラス好きさんたちの投稿でした。そこそこの大きさ(直径20cmくらい)の、泡だらけでいびつなガラスにミモザが飾られていて、最初は「作家ものの花器かな〜ステキ!」と思っていたのですが、どうやら明治〜昭和にかけて実際に使われていたハエ取り用の瓶らしいのです。

使い方は、まず中に酢水や塩水、米の研ぎ汁などを入れてから、ハエを誘うための餌を中央の穴の下に設置。上部のフタを閉めておくと、餌に吸い寄せられたハエが出られずに水の中で昇天。フタを開ければ中の水ごと洗い流せる、ということです。
この原理を使用して、震災などの非常時にペットボトルで作った即席のハエ取りが使用されたという話もあるので、シンプルながら知恵が詰まった昔からのお役立ちグッズなんですね。

もちろん現代ではそんな使い方をすることは少なく、その変わった形状を利用してインテリアにしている方が多いようです。

たまに見かけるけどけっこういいお値段…

いつかは欲しいな…と思いながらも、アンティーク屋さんで見かけるものはけっこうなお値段。一番高いもので20,000円近くしたので諦めていました。
でもある日ふらっと近所の中古家具屋さんでホコリをかぶった激安品を発見!あまりに安いので「お店の人、これがなんなのか分かってないのでは?」と思ったほど。もちろん即決しました!(上部のフタは付いていなかったけど)

発想次第で飾り方いろいろ

早速まずは定番のドライフラワーをセット。

ハエ取り瓶とドライフラワー
トライフラワーって飾っているそばからハラハラと崩れて悲しい…
ハエ取り瓶とドライフラワー
ハエが入るためにつけてある脚がかわいらしい。
ハエ取り瓶とドライフラワー
アワアワアワアワ…

悪くない…けどありきたりでつまらないような。ドライフラワーって結局ホコリ積もるし掃除のたびにバラバラ分解してゴミが増えるから、めんどくさがりの自分にはあんまり向いていないな…と思っていた所だったので、やっぱり初夏らしくさわやかにエアプランツを飾ることにしました。

愛知の北部や岐阜にお住まいの方なら各務原の「伊木山ガーデン」をご存知の方も多いかもしれません。ここは広い敷地内で苗や鉢を販売していて、特に多肉植物は見ているだけでうれしくなるようなたくさんの種類に出会えます。我が家は最近果樹も多肉も園芸小物や土なんかもここのお店で買い揃えています。食品コーナーなんかもあって、いろいろ物色しているとつい要らない物も買ってしまうので注意が必要です!

ここの温室の中にあるエアプランツコーナーも見たことない種類のがいっぱいで充実しています。小ぶりな流木と安めのエアプランツをいくつか選んでお会計…と思ったら、うっかり高級エアプランツもカゴに入れてしまっていたらしくけっこうなお値段に…。結局ハエ取り瓶の倍くらいの値段がかかってしまいました…。枯らさないように大事にしないと…!

帰ったら早速ハエ取り瓶の中をジャングルにしていきます!瓶が古くて泡だらけなので割らないように注意しながらポコポコと穴の中に入れていきます。

ハエ取り瓶とエアプランツ
トップのエアプランツがちょっと高かった…。
ハエ取り瓶とエアプランツ
穴が空いてて空気が通るからエアプランツにも良さそう。
ハエ取り瓶とエアプランツ
鮮やかな花が咲いてるのもありました。

色がついたやつも欲しくなっちゃう

このハエ取り瓶、私が買った無色透明のものの他に薄い緑やブルーがかったのもあるようで、またお手頃な値段で出会えたらぜひ欲しいところ。
でもけっこう嵩張るしもう置く場所がないか〜。

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